肌は女性の命。顔かたちは生まれつきのものですが、美肌の維持は基本を押さえれば誰にでもできます。
日本では古来より白い肌が美人の条件とされ、現在も美白ブームが続いています。
その白く透きとおるような肌を目指す女性にとっての敵は「くすみ」。
年齢を重ねればどうしても避けられないと思いがちですが、日々のケアで改善ができます。

くすみの原因

1. 角質が厚くなる
古い角質が肌に残ったままになると肌が濁って見えてしまいます。
薄いフィルムでも何層も重ねれば色が濃くなっていくように、角質が何枚も重ねれば黒っぽく見えてしまうのです。
古い角質と柔らかい表現をしていますが、「垢」と言ってしまえばより納得できるでしょう。
角質が厚くなる原因は主に2つあります。
ひとつは肌のターンオーバーの周期が乱れて、剥がれ落ちるべき古い角質が残されてしまうことです。
もう一つは肌の自己防衛機能です。角質となるのは表皮ですが、この表皮はより繊細で傷つきやすい真皮を守るために存在します。
例えば乾燥などで表皮のバリア機能が十分でないと体が判断した場合、表皮を厚くして真皮を保護しようとします。
古くなった表皮はやがて角質となりますから、このメカニズムで肌が黒ずんだりくすんでしまうのです。
乾燥ばかりではなく、日焼けや摩擦も肌に強い刺激を与えますから、くすみの原因になります。

2. 血行の悪化
ディズニー・アニメーション映画「白雪姫」の製作中の有名なエピソードがあります。
色白で美しいはずの白雪姫の顔色が、くすんだ死人の顔にしか見えずスタジオ中で悩んでいたところ女性スタッフがチークを取り出して頬に塗ると、見違えるほど生き生きと動き出した―。
アニメの話ではありますが、現実世界でも同様に血色は表情に影響を与えます。
生活習慣の乱れや睡眠不足で顔から血の気が引くと、色の白さよりもくすみが強調されてしまいます。

原因によってアプローチの仕方が異なるのは明白ですから、自分のくすみの原因を知るのが大切です。

角質を薄くする

角質が層になっているのがくすみの原因ならば、ピーリングで取り除くのが手っ取り早い方法です。
スキンケアをいくらしても、保湿成分や美容成分は角質層が厚いとうまく浸透せずに無駄になってしまいます。
しかし、ピーリングには十分な注意が必要です。
ピーリング後は肌が普段以上に敏感ですから、すぐに保湿対策をしましょう。
この対策を怠ると、弱い肌を守るためにさらに角質が厚くなってしまいます。
セラミドやヒアルロン酸配合の保湿美容液で保湿するのがお薦めです。

生活習慣の改善

血行が悪いということは、血液の運搬機能が正常に働いていないということです。
よって皮膚に十分な栄養や酸素が不足し、乾燥も引き起こします。
それで余計に顔色がくすんだ印象を与えてしまいます。
改善するには生活習慣の抜本的な改革が必要ですが、多忙な現代の女性には難しいでしょう。
よく眠れるように温かいミルクを飲む。
ぬるめのお風呂にゆっくり浸かり、マッサージをする。
厚手の靴下やスリッパを履いて体を底冷えさせないようにする…
といった普段の生活に無理なく取り入れられることから少しずつ取り組みましょう。