何かと気になる顔の皺。
表情に表れる深い皺は真皮に含まれるコラーゲンやエラスチンが年齢とともに減少し、弾力を失うのが原因です。
しかし、その一歩手前の段階であればしっかりとケアをすることで皺を予防し、軽減することが出来るのです。

ちりめん皺と表情皺

一口に「皺」と言っても、進行段階によって呼び方が違うのをご存知でしたか?
例えば皮膚の薄い、目の周りに細かく皺ができますね。
これが「ちりめん皺」です。
小さな子にもよくできていますから、加齢が原因で起こる症状ではありません。
一方で特に皮膚が薄いわけでもない部分にできる皺がありますね。
同じく笑ったときに鼻横から唇の脇に掛けてできるほうれい線などが代表的です。
これは「表情皺」と呼ばれるものです。
もちろん子供が表情を変えた時にもできるのですが、年齢が上がると次第に固定され消えにくくなってしまいます。

ちりめん皺の原因と予防

ちりめん皺は皮膚の薄いところにできるというのがポイントです。
真皮を保護する角質が薄く、すぐに乾燥してしまうために皺が寄りやすくなっています。
従って保湿がもっとも大切なケアです。
朝晩のケアは言うまでもなく、日中に気づいたときにちょこちょこで構わないので保湿をしましょう。
ただし、水分を与えるだけでは不十分です。
与えられた水分が気化するときに、元々表皮に合った水分まで一緒に蒸発してしまうので、かえって乾燥してしまいます。
セラミド配合の化粧水や美容液を使い、そのあとクリームなど油性の化粧品でコーティングをして水分の蒸発を防ぎましょう。
ちりめん皺と表情皺の原因は別物です。
ちりめん皺が表情皺に進行するわけではありません。

表情皺の原因と予防

いくら保湿をしても消えない皺ができてしまったら、それこそが表情皺です。
肌のハリを保つ第一人者と言えばコラーゲンです。
若い頃に表情皺ができても、すぐに元に戻ったのはコラーゲンがたっぷりあったから。
コラーゲンは繊維状の組織をしていますが加齢とともに繊維が壊れやすくなり、量自体も減少してしまいます。
だから年を重ねると、表情皺が元に戻らなくなるのです。
そして真皮の奥から出来ることもあるので、一度刻まれると完全になくすのが非常に困難な皺でもあります。
コラーゲンを補えばいいじゃない、と思われるでしょうが実はコラーゲンは体外から取り込むのはとても難しいのです。
食べ物から摂取しようと、コラーゲンのもとであるタンパク質をせっせと食べたとしても、体内でアミノ酸に分解・消化されてしまいます。
ですが、諦めることはありません。
コラーゲンが減ったとしても他の部分を鍛えることで予防や深刻化を防ぐ手立てとなります。
皮膚そのものを活性化させれば自ずと弾力が増してくるからです。
それにはマッサージが有効です。
マッサージによって血行が促進され、真皮の細胞組織は血液から補充された豊富な養分で活性化します。
表皮のターンオーバーも円滑に行われ、本来のリカバリー能力を取り戻しますから、アンチエイジングケアとしても有効な手段です。
保湿ケアも進行の遅れに一役買ってくれます。
角質が潤って柔らかくなれば、皺が目立たなくなり、新たな皺が刻まれにくくなります。
洗いたてのふんわりタオルはアイロンをかけても折り目が中々つきませんが、ノリのきいたビジネスシャツはビシッと折り目がつくのと同じことです。
しかし、一度できてからだと深刻化を防ぐのが精一杯ですので、若いうちからの予防ケアをお勧めします。